歩行は正しく歩けば、骨盤のゆがみを整える効果があります。
歩行すると床からの反力が足底から足関節、膝関節、股関節、仙腸関節、各脊椎の関節へと伝わり、関節を潤滑させ、頭の重みによって各関節が
正しい位置に滑って整っていくのです。

歩けば、骨盤が整います。
歩けば、インナーマッスルが鍛えられ骨盤がゆがみにくくなります。
歩けば、筋肉の作用で背骨の彎曲が作られ、姿勢が綺麗になります。
歩けば、脊髄液の循環がよくなり、脳や自律神経が安定し、認知症やうつ病の予防になります。
歩けば、ふくらはぎが鍛えられ、むくみにくくなります。
歩けば、ダイエットになり、足首、ウエストなどのボディラインが引き締まります。
歩けば、身体に自然な重力がかかり、骨強度の促進になります。
歩けば、腸の動きが活発になり、便通がよくなります。
歩けば、適度な振動で腎臓での尿のろ過機能を促進し、血液が綺麗になります。
歩けば、内臓機能も増進し、食事が美味しく楽しくなります。
歩けば、心臓疾患、糖尿病などの生活習慣病のリハビリや予防になります。

よくダイエットや運動不足解消などでランニングを始める方がおられます。
歩行と違い、走ると縦揺れの突き上げ振動が強いので、首、腰、股関節、膝などを痛めやすくなります。
それは、身体の基礎である骨、筋肉、関節などがランニングの運動強度についてきていないのです。
私達の身体は鍛えれば適応して強くなろうとします。しかしそれには継続と時間が必要です。
途中ケガをしたり痛めてしまうと、余計に時間がかかってしまいます。
まずは、正しく歩くことから始めていただき、少しずつ速度をあげるようにしましょう。